今日から公演2週目に突入しました。
先週は、沢山のお客様にお越し頂いて、充実した公演を行わせて頂きました。本当に有難うございました。
今回の舞台は、凄くお客様との距離が近いので、演者側もお客様の呼吸を直に感じ取ることが出来、会場に強い一体感を生んでいる様に感じます。
写真は、公演直前の稽古の写真です。
特に3枚目の写真は、照明も入っていて美しいですよね。写っているのは、Joe(Pinkerton役)とLi Li(蝶々夫人役)。このシーンの二重唱は、まさにプッチーニの音楽。本当に美しいです。
でも、私個人としては、2枚目の写真のシーンで歌っている花の二重唱の方がお気に入りです。写っているのは、左がLi Li(蝶々夫人役)と右が塩崎(Suzuki役)。何とも言えない絶妙なハーモニーに、歌う度に鳥肌がたちます。
これから残り2週間。更にどんな風に、舞台へ磨きがかかっていくか楽しみです。
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これは私達の稽古場です。写っているのは、Steve(演出家)とMarcello(舞台監督)。
一枚の写真の中に、二人が違う場所で写ってて、とっても不思議な写真ですよね。この写真を撮ってくれたのはSherry(プロデューサー)。この三人をはじめ、本当に沢山の人達がこのプロダクションを支えてくれています。舞台に立たせて頂くものとして、毎日この人達に心から感謝しています。
今日は、初めての通し稽古でした。今まで、かなり色々考えて演技していたつもりでしたが、通してみて初めて分かることや、生まれてくる感情の違いなど、新発見が多くありました。これから稽古を重ねていくほどに、新しい何かが生まれてくると思うと、本当に楽しみでなりません。これだから、この仕事は辞められないんですよね♪
彼は、Joe(Pinkerton役)。Li Li(蝶々夫人役、写真の後姿の女性)が使っている鉛筆に、Joeは驚いてますね。
この写真の彼の表情。私はスゴく良いと思うんです。とても自然な様子なのに、鉛筆に驚いて興味を示しているのが伝わってきませんか?
稽古場でSteve(演出家)が、「Don’t act. Just do it!」と言っているのですが、まさにそのお手本のような表情だと思います。
自然な演技をするというのは、とても難しいです。
特にオペラ歌手は、どうしても劇的に演技してしまう傾向があると思います。が、今回の舞台では、そう言う「オペラ的な演技」をすべて取っ払って、自然で、リアリティのあるものをみんなで創っていっています。
これから更にどんなものが生まれてくるのか、本当に楽しみです。