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今日から公演2週目に突入しました。
先週は、沢山のお客様にお越し頂いて、充実した公演を行わせて頂きました。本当に有難うございました。
今回の舞台は、凄くお客様との距離が近いので、演者側もお客様の呼吸を直に感じ取ることが出来、会場に強い一体感を生んでいる様に感じます。
写真は、公演直前の稽古の写真です。
特に3枚目の写真は、照明も入っていて美しいですよね。写っているのは、Joe(Pinkerton役)とLi Li(蝶々夫人役)。このシーンの二重唱は、まさにプッチーニの音楽。本当に美しいです。
でも、私個人としては、2枚目の写真のシーンで歌っている花の二重唱の方がお気に入りです。写っているのは、左がLi Li(蝶々夫人役)と右が塩崎(Suzuki役)。何とも言えない絶妙なハーモニーに、歌う度に鳥肌がたちます。
これから残り2週間。更にどんな風に、舞台へ磨きがかかっていくか楽しみです。

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“Finding Butterfly”、既に上演3日目です。
今日も19時30分から、舞台が始まります。今回の会場は、お客さんとの距離が近いので、観にこられた方は、舞台の世界観を肌で感じられるのではないでしょうか?
写真に写っているのはClaudia。彼女は、歌手でも役者でもありません。会場では、バーカウンターで彼女の姿を見つけることが出来るはずです。
なぜ、彼女がこの格好をしてるかは、実際に会場に来て頂ければ、意味が分かると思います☆
舞台は10月20日まで演っているので、皆さん是非おいで下さい!

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これは私達の稽古場です。写っているのは、Steve(演出家)とMarcello(舞台監督)。
一枚の写真の中に、二人が違う場所で写ってて、とっても不思議な写真ですよね。この写真を撮ってくれたのはSherry(プロデューサー)。この三人をはじめ、本当に沢山の人達がこのプロダクションを支えてくれています。舞台に立たせて頂くものとして、毎日この人達に心から感謝しています。

今日は、初めての通し稽古でした。今まで、かなり色々考えて演技していたつもりでしたが、通してみて初めて分かることや、生まれてくる感情の違いなど、新発見が多くありました。これから稽古を重ねていくほどに、新しい何かが生まれてくると思うと、本当に楽しみでなりません。これだから、この仕事は辞められないんですよね♪

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合唱方たちも合同での稽古でした。
初めてお会いする方も多く、最初はみなさん緊張した面持ちでしたが、時間が経つにつれ、稽古場に一体感が生まれていくのが感じられました。
それにしても、このプロダクションの人達は、欧米、アフリカ、アジアと国際色豊か。ロンドンは本当に国際都市なんだなぁ、と稽古場に居ながらしみじみ感じました。

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彼は、Joe(Pinkerton役)。Li Li(蝶々夫人役、写真の後姿の女性)が使っている鉛筆に、Joeは驚いてますね。
この写真の彼の表情。私はスゴく良いと思うんです。とても自然な様子なのに、鉛筆に驚いて興味を示しているのが伝わってきませんか?

稽古場でSteve(演出家)が、「Don’t act. Just do it!」と言っているのですが、まさにそのお手本のような表情だと思います。
自然な演技をするというのは、とても難しいです。
特にオペラ歌手は、どうしても劇的に演技してしまう傾向があると思います。が、今回の舞台では、そう言う「オペラ的な演技」をすべて取っ払って、自然で、リアリティのあるものをみんなで創っていっています。
これから更にどんなものが生まれてくるのか、本当に楽しみです。

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今日は、蝶々夫人の子ども役の少年が、見学に来てくれました。
一緒に写っているのは、左がJessica(ケイト役)、中央がLi Li(蝶々夫人役)。
舞台上では、この三人がこんな風に仲良く話すことはあり得ないので、スズキ役の私としては感慨深いものがありました。
と言うのも、私は稽古中、スズキ役として要所要所で泣いてしまうんです。日本人として、もしかしたら、必要以上に感情移入しているところがあるのかもしれません。
舞台でも、この写真の様なエンディングなら、いつも幸せな気持ちでいられるのに…。
あ、でもそれでは、オペラにならないですよね(笑)

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みんな、楽しそうに遊んでいる様に見えますよね。
もちろん楽しんではいますが、ただ遊んでいる訳ではありません。これも、演技の稽古の一環なんです。とは言っても、実際に舞台でボール遊びをする訳でもありませんが。
全員でボールを繋いでいくと、不思議と連帯感が生まれますよね。皆さんも、その様な経験をお持ちなのではないでしょうか?
その連帯感が、舞台上での信頼関係やコミュニケーションへ繋がっていく、というのが、このボール遊びの意図のように思います。
もっと、みんなで遊んで、より密度の濃い舞台を作り上げいきたいです☆

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彼は、Young Pinkerton役のNick。舞台では、青年役を演じていますが、子供の頃はきっとこんな風だったのだろうと再現?しています。
今回の作品では、主要キャストは、ほぼ歌手なのですが、Nickは唯一、役者さんです。
そして、さすが「役者」という感じで、舞台上では、ただ立っているだけで絵になる!
持って生まれた「容姿」、「体格」が恵まれているのは勿論ですが、それだけではない存在感を感じさせくれます。こういうのって、どこからくるものなのでしょうか?
私も、その様な雰囲気醸し出せる舞台人になりたいものです。

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稽古が日々、白熱していっています!
写真は、決してSteve(演出家)が女性を虐めている訳ではありません(笑)
もちろん、演出の一環です。ちなみに、髪を掴まれているのは蝶々夫人役のLi Li。
オペラ「蝶々夫人」をご存知の方は、一体どこのシーンなんだろうと思われるのではないでしょうか。
“Finding Butterfly”では、「あのシーンが、このシーン?」と思うような場面がめじろ押しです。しかも、それらすべてがリアリティを持っていて、こういう解釈もあるんだと稽古のたびに驚かされています。
皆さんも、ぜひ新しい蝶々夫人を体感して下さい!

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写真は、演出家のSteve。
普段は、THE イギリス紳士!という感じで、優しくて、親切で、ユーモアもあって…。まさに日本人女性の憧れですよね☆
そんな彼ですが、ひとたび稽古が始まると、物凄いエネルギーと集中力でどんどん素晴らしい舞台を創り上げていきます。
日本の稽古場では、あらかじめ立ち位置や演技が決まっていることが多いのですが、この稽古場では、毎回即興で演技をしている感じで、さらに歌手や役者のみんなも次々意見を出し合って、新しいものがどんどん生まれていきます。
ディスカッションって、こんな風に自然に生まれるなんだなぁと、しみじみ感じる今日この頃です。